断捨離前の私の服はクローゼットに入りきらず、ハンガーラックや衣装ケースを買い、部屋の一角に置いていました。毎シーズンごとに服を買い、気づけば150着以上になっていました。そこまで行くと自分が所持している服を把握できなくなり、気持ちも落ち着きません。
何とかしなければと一念発起し、断捨離を真剣に取り組み始め、1ヶ月後には150着以上あった服はスーツケース1個に収まるまでになりました。
結婚を機に引越した際も、1時間ほどで全て終わる程にまでなりました。本記事ではそのやり方とコツをご紹介します。
なお本記事は断捨離シリーズの第2弾 洋服の断捨離編です。第1弾の運気アップ編から、順番に読み進めていただくとわかりやすいです。
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断捨離とは?「経つ・捨てる・離れる」という意味
「断捨離」とは、不要なものを減らし、心地良いものだけに囲まれ快適に生活するためのアプローチといえます。
断つ
捨てる
離れる
の頭文字をつなげ、「断捨離」という言葉となっています。
断捨離の前にこんまりさんの本を読む
時間も労力もかかる断捨離ですが、正しいやり方とコツを理解しやってみると、案外簡単で、どんどん進みます。
私は、こんまりさん著書の人生がときめく片付けの魔法を参考に、以下のステップで処分し、綺麗な部屋を維持することに成功しました。
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服の断捨離のやり方①:1か所に集め、全体の量を把握する
まずは、クローゼットやタンスにある服を全て出して、1か所に集めることから始まります。私の場合、集めてみたら150着以上あり、リビングに服の山ができて呆然とするほどでした。集めてみると、「こんな服あったけ・・・?」と実際は着ていない服ばかり。全体の物量があまりに多いので驚き戸惑うと思いますが、現実と向き合うことが必要です。まずは全体像を把握し、目指すべきゴールを決めます。
服の断捨離のやり方②:判断する
自分が持っている全体の服の量を把握したら、次はいるもの/いらないもの の判断をしていきます。こんまりさんの本に従って、判断基準は次のとおりとしました。
①洋服を実際に触ってときめくかどうか
実際触ってみて気分があがらない(ときめかない)モノは処分対象です。どういういことだろう?と思いましたが、実際やってみたらわかります。見るだけじゃなく、触ってみるという点がポイントです。
②1年着ていない服
これは非常に簡単です。1年着ていない服をもう一度着ることは、私の経験上からもほとんどゼロです。「いつか着よう」と思っても、その「いつか」は一生来ないです。ですので、1年以上着ていない服は自動的に「いらないもの」にしていいと思います。迷ったら、次の季節にまた出会いたいがどうかを基準にすることがおすすめです。
③服のサイズに合っていない
「痩せたら着よう」と思う服も処分対象です。痩せたときには服のトレンドも変化していますので、安心して捨てて大丈夫です。めでたく痩せることができたら、ご褒美に痩せた体にぴったりの新しい服を買いたいものです。
④1デザイン1着にする
これは服だけでなく、バッグもアクセサリーも同様ですが、断捨離のコツは1デザイン1着にすることです。大量にたまった服を見てみると、同じようなデザイン・色のモノばかりになってしまいがちです。自分の好みはどうして偏ってしまいます。私もほぼ同じ白Tシャツが5枚もありましたが即1枚に処分しました。この機会に1デザイン1着にしてみると心もすっきりします。
⑤断捨離に迷ったら着てみる
いるもの/いらないもの の判断に迷ったら、実際に着てみて自分の姿を鏡で見てみるのは、かなり有効です。「今の自分の体形や顔色に合っていないな」など、思っても見なかった感想が出てくることもあります。年齢が上がると、自分に似合う形や色も微妙に変化してきます。家族がいる方は、家族に聞いてみるのもかなり有効です。
服の断捨離のやり方③:捨てる
いるもの/いらないものの判断が出来たら、どんどん捨てていきましょう。捨てる方法はたくさんありますが、実体験によるおススメの方法をご紹介します。
①服を宅配買取に出す
洋服がありすぎて処分が大変、という方は宅配買取のブランドゥールがオススメです。
やり方がとても簡単で、無料の宅配キットが届いたら、それに詰めて送るだけ。査定も早く買取案件も多いのが嬉しいです。
フリマアプリに1品ずつ出すのは面倒くさい、一気に洋服を処分してしまいたい、という方におすすめです。
②ゴミに出す
買取対象にならなかった服はゴミ袋にまとめて処分します。処分するときは、感謝の気持ちをもつことが大切だそうです。私も、捨てることに後ろめたさを感じても「今までありがとうございました」とお礼を言ってお別れをしました。
③人に譲る/寄付する
友人や家族に譲る、もしくは寄付もおススメです。NPO法人のフクサポでは、服を無料で送付すれば、査定金額がそのまま寄付金になります。古着1箱あたりだと、ウガンダの子ども達の給食2食分に相当するとのことです。ただ捨てるだけだと罪悪感を感じてしまいますが、誰かの役に立てるのなら、気持ちよく手放すことができます。【あなたの服を送って世界をサポート フクサポ】
私が断捨離した当時はこの制度を知らず、残念ながら利用したことはありませんが、今後服を処分する機会があれば是非利用したいと思っています。
服を断捨離した効果
厳選した洋服だけになった
数は少ないものの、上質で着心地が良く、気分が良くなる厳選した洋服だけがクローゼットに収納されるようになりました。
人は汚れた場所なら、ゴミを落としてもいいやという気になりますが、ホテルのロビーのようなごみ1つ落ちていない綺麗な場所には、ゴミは落とさないものです。
クローゼットがキレイであれば、それを維持したくなるのが人間の心理なのかもしれません。
毎日の服選びが楽しくなる
すっきり片付いたクローゼットの扉を開くたびに、お気に入りの洋服や小物が並べられているのを見ると、毎日服を選ぶのが楽しくなりました。
持っている服を全て把握できるので、「明日はあのスカートと、あのシャツを合わせよう」といった、着回しのアイデアもどんどん生まれてきます。
不要なモノを買わなくなった
不要なものを買わなくもなりました。
新たに服を選ぶときも、何年も着られるもの/着回しできるもの、といった観点を優先しました。
多少値段が高かったとしても、厳選するようになった結果、トータルコストも減り経済的にも余裕が生まれました。
洗濯・服をたたむのも丁寧になった
厳選されたお気に入りの服しかないので、洗濯も気を付けるようになりました。
服をたたんだり、ハンガーにかけたり、クローゼットに1着ずつかけるのも、まるで宝石をショーケースにディスプレイするかのように、1着ずつ大切に扱っています。
断捨離することで、モノが減る以上のモノを大切にする習慣も培われました。
それは生き方や働き方にも波及し、様々な場面で効果を発揮しているように思います。
断捨離後もキレイを維持するために
服を処分できれば、一旦は片付きクローゼットがきれいな状態になりますが、油断するとどんどん増えていきます。次からは、断捨離後も部屋の状態を維持するためのコツをご紹介します。
①仕事着は制服化する
私の夫の仕事着のスーツやワイシャツも気づいたら10着以上になっていましたので、1週間分の5着に減らしました。5着に絞り込むことで仕事着が制服化され、毎朝、服を迷う時間もゼロになりました。
②直接肌に触れるパジャマだからこそ着心地や品質にこだわる
今まで普段着だった服を寝巻に降格させ、スエットやTシャツを降格させ、パジャマにしていると、知らない間にどんどん溜まっていきます。
普段着から降格させた服にときめくことはありません。無防備な就寝時は、一日の中で最も運気を受け取りやすい状態だそうです。直接肌に触れるパジャマだからこそ、着心地や質にこだわりお気に入りの1着を大切にすると、自然と服もたまらなくなりました。
おすすめは無印良品オーガニックコットンパジャマです。農薬や化学染料を不使用で着心地もいいです。値段もお手頃でした。
③靴下/下着は1週間分しか持たないルール
片方だけになった靴下、色落ち、古くなった下着など、全てひっくり返してみるとかなりありました。特に履かない靴下や下着をいつまでも溜めておくと、運気も下がるようなので早速処分しました。
残ったのは7セット(1週間分)です。それ以上は増やしません。新しく購入する際には古いものを処分する、という入れ替えルールが習慣化されました。
④冬服はクリーニングと保管のセットで、宅配クリーニングに出す
更に、冬服は宅配クリーニング(保管)を利用することで、かなりのスペースが生まれました。クリーニングと保管がセットになっていて最大9か月まで保管してくれます。冬服を集荷バッグに詰めて、玄関先まで集荷に来てくれるので、重たい冬服を店舗まで持っていく手間が省ける上に、値段も良心的なのでとてもよかったです。
⑤ハンガーの数を決める・種類をそろえる
ハンガーが多いと、「まだ服を掛ける場所がある」との油断に繋がり、ハンガーの数だけ服は増えていきます。10着にしたいなら10個と決めてしまえば服もそれ以上は増えません。
また、クリーニングで貰ったハンガーも、「もらわない/その日に処分」するルールにしました。ハンガーは溜め込まず処分が鉄則です。
クリーニングでもらったハンガーは、デザインもバラバラで見た目も美しくありません。無印良品のハンガー等で見た目を統一させれば、クローゼットを開いた時にも気分が良くなり、それを維持しようと服をため込まないようになりました。
⑥アクセサリー・時計は見せる収納
断捨離をしようと決めてから、今まであった収納ボックスも処分するつもりでしたが、唯一、こちらは新たに収納ケースを購入しました。おススメは、無印良品のアクリル製ケースの引き出しタイプです。
ショーケースにアクセサリーや時計が整然と並んでいるのを見ると気分が良くなります。ケースに入る量しか買い物しなくなるので、無駄遣いも自然と抑制されます。こんまりさんの本にも「居場所を決めてあげる」と一つのモノを大切にするようになると書かれていたとおり、見せる収納に変えたお陰で、無駄遣いが減り、無くさず、大切に扱うようになりました。
⑦こんまりさんの本を再度読む
忙しい毎日を送っていると、片付けもどんどん疎かになりがちです。もう一度原点に戻り、こんまりさんの本を読み返すことで、やる気とモチベーションを一気に上げることが出来ます。
- マインド
- 片付ける順番
- アイテム別の具体的な片付けの方法
を歯切れよく断定調で紹介してくれているので、「またやらねば」と一気にモチベーションをあげてくれます。
服の断捨離の失敗
最後に、私が服を断捨離したときの失敗例をご紹介します。
それは、フリマアプリで1着ずつ断捨離をしようとして、結局、何ヶ月たっても服が片付かなかった・・・
ことです。
フリマアプリの流れ(例)はこちらです。
- 写真を取る
- 文章を考え、出品する
- 買い主さんと、やりとりする(値下げ交渉など)
- 梱包する
- コンビニまで出しに行く
- 届いた確認をする
意外と手間と時間がかかります。これを仕事の合間にしないといけないので、結構大変でした。
断捨離したい服が数着だとフリマアプリもいいのですが、私の場合150着ほどあったので、
フリマアプリだと全く減らず、どんどん疲れて途中でやめてしまい、結果クローゼットはパンパンのままでした。。
ですので、もし今クローゼットがパンパンの状態で、断捨離したい服の数がかなりある!という方には、
フリマアプリはあまりオススメできないなぁ・・・というのが、私の失敗談でした。
服の断捨離:まとめ
断捨離をしたおかげで、一気に服が減りクローゼットは限られた服だけになりました。
厳選された洋服なので、毎朝の服選びの時間も減るし、少ないアイテム数なので、組み合わせを考えるのも楽しくなります。
更に、1着1着を大切にするようになったおかげで、セールで安売りしている服をポンポン買うということもなくなり、逆にお小遣いが増えました。
クローゼットの引き出しがもうパンパンという人は、まずは手軽に断捨離できるブランドゥールの宅配買取がオススメです。
ダンボールに服を詰めて送るだけなので、一気に服を減らせて、お小遣いも入ります。
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本記事では洋服の断捨離についてご紹介しましたが、断捨離による引き寄せ・結婚・運気アップ編では、断捨離による運気アップの効果についてご紹介しています。ご参考ください。