仕事が楽しくない・・・上司と合わない・・・忙しくて家族・子供との時間を持てない。
そんな方におすすめなのが、仕事を辞めずに週末だけ副業する「週末起業」です。
そして、「週末起業」のスタイルとして最も適切なのは、夫婦で取り組むことである、と私達は考えています。
今の仕事に満足していない、好きを仕事をしたい、起業のパートナーが欲しいけど、悩んでいる。
そのような皆さんは、夫婦で週末副業に目を向けられてみてはいかがでしょうか。
週末起業とは?
週末起業とは、会社を辞めずに働き続けながらも、週末の自由な時間にビジネスを行うことです。
会社を辞めずに、安定した収入を保ちつつ好きなことをすることが出来ます。
安定した収入があるので、リスクが少なく、すぐにでも始められます。
週末起業と副業の違い
週末起業と副業って何が違うの?とよく質問を受けますが、その違いは下記のようになります。
副業・・・収入を得るための、本業以外の仕事を指します。日雇いや在宅ビジネスなど様々ですが、主に収入を増やすためのものであり、誰かに雇われ仕事をします。
週末起業・・・好きなこと、やりたいことを自分のビジネスにします。自分が事業主です。 |
収入だけを目的とせず、自ら主体的に、自分の人生をより良くするために行うのが週末起業です。
小さくスタートさせることが大切
妻まあは大学時代に経営学を専攻していましたが、特にドラッカー経営学が大好きでした。
ドラッカーとは、経営学・マネジメントの大家であり、最近では「もしドラ」が大変有名です。
ドラッカーの本の中で、事業をはじめるときに良く出てくる言葉あります。
小さく始めなければならない。
大がかりな万能薬的な取り組みはうまくいかない。(引用)『ネクスト・ソサエティ』(P.F. ドラッカー 著/ダイヤモンド社) より
P・F・ドラッカー ダイヤモンド社 2002-05-24
週末起業では、最初から難しいことをしようとはせず、自分が出来ることから小さく始めることをおすすめします。
私達は、リスクを最小限にしつつ事業をスタートすることが何より重要であると考えています。
週末起業を始めたばかりの段階でコントロール可能なリスクとは、支出です。
中でも、スタートアップ当初に支出の大部分を占めるのは、法人化やオフィスと言った、会社を構えるための費用です。
法人化すると、
✔ 会社の登記費用
✔オフィスの賃貸料(借りれば) ✔従業員の給料(雇えば) ✔社会保険料 etc… |
会社の維持費だけでかなりの資金が必要になります。
つまり、小さく始めるのであれば、
いきなり法人化はせずに、最初は少しずつ自分のビジネスの構想を練りつつビジネスをする |
ことが賢明であると言えるでしょう。
売上が20万円を超える見込みが出てから、個人事業主として開業届を出せばよいですし、更に事業規模が大きくなることで事業や税務上のメリットが見込めるようになれば、そのタイミングで初めて法人化を検討すればよいのです。
従って、小さく始めるのであれば、週末起業は「やりたいこと」があれば今週末、いや、今すぐにでも始められるのです。
夫婦こそ最適なビジネスパートナーである
会社を辞めずに週末起業をすることで安定収入を持ちつつビジネスを行えるため、実際に週末を本業以外の取り組みに充てられている方も多いと思います。
しかし、本業で疲労している中、週末を費やすだけではなかなか作業スピードは上がりません。
さらに残業も発生すると、時間の捻出とモチベーションの維持がさらに困難になります。
このように、一人で取り組んでいると時間的な限界がありますし、相談相手がいないので、考え方や方向性について迷うこともあります。
そんな時、メンターやコンサルタントに頼むことが出来れば良いのですが、都合よくメンターがいることも少ないでしょうし、コンサルタントに相談するとなると数回の面談で数十万円かかることもあります。
それでは友人と組むのがよいと思われるかもしれませんが、そもそも何かコトを成すための関係性ではないため難しいでしょう。
友人は友人のままがよかった・・・ビジネスパートナーとしては向いていなかった。ということも往々にしてあり得ます。
以上を踏まえても、お互い遠慮なく言い合えるという夫婦はビジネスパートナーとしてのポテンシャルが高く、一人の場合より効果的に時間を捻出できる点でも優位性があるでしょう。
夫婦で週末起業がおススメの理由【夫婦が最適なビジネスパートナー】
では、もしあなたに家族がいる場合、ビジネスパートナーが夫婦だったらどうでしょう?
夫婦であれば家庭と仕事の利害が一致する
夫婦で週末起業をする最大のメリットは、家庭と仕事の利害が一致するということです。
例えば会社での仕事に全力投球した場合、家計は潤うかもしれませんが、家事や育児をないがしろにした結果、配偶者が不満を抱え込み関係に支障をきたすことも考えられます。
社会における関係性は2者の関係が3者以上になったとたん、駆け引き等の社会性が生じ、調整に労力が必要となります。
自分・会社・家庭の3者間関係よりも、夫婦一体という関係の方が利害関係の分散もないため、不要なコミュニケーションコストが発生しません。
そういう意味でもビジョンや方向性を共有しやすい点がメリットですし、状況に応じて仕事と家庭の優先度を夫婦の意思でコントロールできるため、両立にも取り組みやすくなると言えるでしょう。
よき理解者であるためお互いの強みを活かせる
夫婦であれば、男女両方の視点で、各々の得意分野・関心領域を組み合わせることで、ビジネスをより俯瞰的に考えることが出来ます。
従って、お互いの強みを踏まえたうえで、よりシナジー(相乗効果)を発揮できる形で戦略を立てることができます。
私は経営戦略やデザインが得意だよ!サイトのデザインや運営は私に任せて!
僕はITや会計が得意だよ!ビジネスの最初に必要となるサーバー構築やセキュリティは僕に任せて!
また、得意分野に留まらず、お互いの性格や人間性を誰よりも分かっている点が夫婦のアドバンテージです。
恋愛・結婚・新婚生活・子育てなどのあらゆる局面を乗り越えてきた理解者がビジネスパートナーという点が、単なるスキルの融合を超える強みとなるでしょう。
場所の制約がない
「夫婦で週末起業」であれば、働く場所を考える必要がないこともよい点です。
スタート時は社員も雇っていないので、オフィスを構える必要がなく、家や近くのカフェで十分です。
家で集中できなければ、月々1万円程度でオープンシェアオフィスもあります。
今やパソコンやスマートフォンがあれば、場所を問わずに作業をできますので、場所に縛られない働き方を夫婦の意思で選択できるという点も追い風となり得るでしょう。
時間の制約がなく細切れ時間を最大限に活用できる
細切れ時間を使って話し合えるという点も夫婦の良いところです。
会社で上司や部下と会議をしようと思ったら、相手と自分のスケジュールを確認して押さえて、会議室を予約して・・・
と、一つ会議を行うだけでもかなりの労力と時間が必要になります。
しかし夫婦であれば平日夜や休日には同じ家にいるので、ちょっとした細切れ時間に
ちょっと話し合いたいことがあるんだけど・・・
と一言かければ、相談することが出来ます。
スピード感のある企業においても会議のための会議はせずに、ITを活用して細切れ時間を使い倒すことも視野に入れる等、働き方改革に取り組んでいます。
以心伝心の夫婦という関係であれば、尚更ITを用いた細切れ時間を用いて、「塵も積もれば山となる」を体現することができることでしょう。
家族の理解が得られる
週末起業をする上で、大きなネックの一つになるのが、家族からの理解を得られないです。
夫一人で急に週末起業をし始めると、妻や子供は
急にパパが遊ぶ相手をしてくれなかった・・・
家のことを何もしてくれない・・・
ということになってしまいます。
夫としては、家族のために週末起業をし仕事を頑張っているつもりでも、土日も仕事に没頭していると家族とのコミュニケーション時間が減るため、頭では理解してもらえても感情面で納得してもらうことが難しいかもしれません。
夫婦で週末起業をすれば、夫婦2人の意志で予定を決めるため「家族から理解されない」ということもありません。
「夫婦で週末起業」という共通のテーマがあるので、逆に前よりコミュニケーションが増えることで関係もより親密になるかもしれません。