私はチベット体操を続けておりますが、本記事は100日を超えた時点の状態に基づく内容となります。
チベット体操を続けていると、ふと、飲食の好みが変化していることに気が付きました。
食べ物の嗜好の変化
①酒とコーヒー(カフェイン)が飲めなくなる
今までは、酒はそれなりに嗜み、コーヒーはスターバックスをはじめ、カフェをローテーションしながら頻繁に味わっておりました。
が、チベット体操をして数か月経つと、これらが単なる刺激物、しかも自分の体にマイナスの作用をもたらすものにしか思えなくなりました。
私の場合、子供の頃からコーヒーを飲むと呼吸が浅くなり、手足が軽く痺れることがありましたが、社会人になって乱れた食生活を送るにつれて、コーヒーを飲んでも気分が悪くなることがなくなっていました。
いわば「毒を持って毒を制する」ような状態であり、悪い刺激に対して鈍感になることで身体が対応していたのだと思います。
最近のコーヒーを飲むと具合が冴えなくなる現象は、私自身の本来の体質に戻りつつあることによる反応なのだと思います。
チベット体操には若返り効果があると言われていますが「今までの生活でついていた悪習」を除去するように促す身体の反応も若返りと言えるのではないでしょうか。
良くなる前に一時的に具合が悪くなる症状を好転反応と呼びますが、これは好転反応に含めることができると思います。
そういう訳で、今ではココア、カプチーノ、カフェラテ、あたりを休日に一杯だけ楽しむ程度にしております。
②納豆を食べられるようになった
「酒やコーヒーが飲めなくなる」というのは子供の頃の自分の嗜好に戻ったと言えるのですが、納豆に関しては子供の頃から大の苦手でした。
しかし、その栄養価を考えると、「納豆を美味しく食べられるようになればいいな」と思っていました。
単純に子供の頃の嗜好に戻ったわけではなく、「自分がありたいと思っている」嗜好に近づいてきたのかもしれません。
「本来の自分に戻る変化」と「本来の自分と違う方向に向かう変化」がいずれも良い形で起こるのはとても気分の良いものです。
③パッと見の贅沢食よりも、栄養価のある粗食を好むようになった
今まではフレンチのフルコースや和食の贅沢三昧といった食事を頻繁に食べることがありました。
しかし、チベット体操を始めてからは、十六穀米や麦飯を美味しく味わうという生活に落ち着いております。
子供の頃から玄米、麦、雑穀は好きだったですが、その生活に戻った、という状況です。
麦は、胚芽押麦とビタヴァレーを均等に混ぜて使っていますが、白米だと炭水化物に偏っているところが、麦飯にすることにより、食物繊維やビタミンBも効果的に取ることができます。
栄養価の観点で見ても美味しいので、まさに「二度美味しい」という形です。
また、上記の様に普段の食事をシンプルなものにすることで、時々頂く豪華な食事がこの上なく美味しく感じられるようになりました。
食が変われば生活習慣も変わる
以上のような形で、食生活についての嗜好は数か月で相当変わりました。
それに伴い、休日に過ごすカフェも、美味しいジュースやさっぱりしたお茶を飲めるようなところも探しつつあります。
これは私にとっては休日の過ごし場所が変わるので、新たな刺激となって良い方向に作用すると思われます。
食という生活の価値観の根幹をなす部分に劇的な変化がありましたので、驚いてチベット体操を辞めてしまおうかとも思いましたが、「自分に起こる変化」を楽しみたい、という思いが勝ったので続けております。
一つ行動を起こすと、ゆっくりではありますが、ドミノ倒しの様に芋づる式に面白いことが起きます。
そのファーストアクションをチベット体操で起こされてみてはいかがでしょうか?