お金持ちマインドの夫婦になるには(上)~【書籍解説】宇宙を味方にしてお金に愛される法則~

マインド・豊かさ

私はウォレス・D・ワトルズの著書を愛読し、通勤電車で毎日読むことにより何度も繰り返し精読を行い、書いてあることを実践した結果、一定の効果を得ることができました。
ウォレス・ワトルズの「お金持ちになる」科学的方法を実践した5つの効果

どれだけ頭のいい人であっても、日々の生活を送っていたら弱気になったりネガティブになることは避けられませんが、私の場合は通勤時間でワトルズの本を読むことにより思考をチューニングすることができたという点も良かったです。

また、繰り返しの効用によって質の良い思考を自分が使いこなせているという気分になり、その自信が更に読書の効果を高める、という複利効果も実感できました。

そういった意味でも、良書を繰り返し読むことは意味があるはずです。
ちなみにワトルズの著作は100年前のものであり、現代版ワトルズの本はどのような内容であるだろう?と思われたのであれば今回ご紹介する本の方がなじみやすいかもしれません。

実際に文中でもワトルズの本が引用されており、著者がワトルズの思考法を身につけられていることを伺い知ることができます。

すでに絶版となっていますので、当記事シリーズをお読みいただいて内容をご想像いただくのもいいと思います。

著作情報について

タイトルは「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」です。
原書のタイトルが “You were Born Rich” であるため、少し大げさな意訳となっておりますが、本文の翻訳は堅実で分かり易い内容でした。

著者はボブ・プロクター氏で監訳は岩元貴久氏です。
私はお二方とも知りませんでしたが、本書を読んだことで好印象を持ちました。

宇宙を味方にしてお金に愛される法則 ボブ・プロクター(著)、岩元貴久(訳)

ページ数はあとがきまでを含めて約280ページほどなので、通勤電車で読むならば、一日20ページ読めば3週間で1回読み終わります。
途中で実践編としてのエクササイズがあるため、読むスピードよりも精読して考えることを優先した方が効果は高いと思います。

また、電車で読むのであれば、表紙の見た目がちょっと美しくないです。
という訳で、表紙カバーを取っ払うと美しくてスマートな見た目に変わります。

私は表紙カバーは捨ててしまい、裸で持ち歩いています。
表紙を捨てる云々に抵抗がある方は、amazonやブックオフ等で中古で買われるのもよいのではないでしょうか。

白地に薄い金色の星であり、こじゃれた原書に見えます。

章構成について

構成は10章立てで、各章毎に一つずつ法則が語られています。

望ましい思考法を定義するところから始まって、行動が重要と説いている点はワトルズの著作と同様の展開で、ちょっぴり根性論も添えていることで逆に信頼感が深まります。

章立ては以下の通りです。

  • 第1の法則 お金について知る
  • 第2の法則 足るを知る
  • 第3の法則 イメージの力を使う
  • 第4の法則 宇宙を味方にする
  • 第5の法則 期待する
  • 第6の法則 振動と誘引の法則
  • 第7の法則 リクスを冒す
  • 第8の法則 失敗を恐れない
  • 第9の法則 前を向いて前進する
  • 第10の法則 捨てる

第1,2,3,4,5,6はスピリチュアル的な要素を含む内容ですが、単純な流用といった印象は受けず、この著書特有の「行動重視姿勢」が具体的な言葉で散りばめられているので読み飛ばすのは非常に勿体無いです。

特に第2の法則の「欲しい金額を算出する」エクササイズはお試し頂きたいと思います。

第7の法則以降は根性論を交えつつの展開となります。

根性論が嫌いではなく、今までの思考に偏った軟派なスピリチュアル本にマンネリを感じていた私には程よいバランスの内容でした。

そして、第10の法則である「捨てる」も個人的に好きな章です。
私は一日の中で深呼吸をして心身のチューニングをするのですが、呼吸法について調べても、「吐き出してから吸い込む」という順序になっており、手に入れる前に手放すことの大切さを説いています。

頭では理解しているつもりでも、ついつい「貰う」「受け取る」から考えてしまうのが人間です。
従って、この章も繰り返し読むこと自体が効果を発揮すると思います。

副産物として断捨離も実践できるので、部屋の中も綺麗で整然とします!
基本的な紹介は以上となりますが、ワトルズの本と同様に、この本も精読ループして書いてあることを実践すれば人生が相当変わると思います。

各章の冒頭には章の内容とリンクしていると思われる詩が記載されているのですが、何度も繰り返し読み直していると、最初は気にも留めなかったのが徐々に気になったりして面白いです。

宇宙を味方にしてお金に愛される法則 ボブ・プロクター(著)、岩元貴久(訳)

それでは早速、第1章である第1の法則から始めたいと思います。

第1の法則 お金について知る

本題ですが、10ある法則のうち、まずは

  • 第1の法則「お金について知る」

から始まります。

冒頭ではお金に振り回されたために不幸な人生を歩んだ人達の例が挙げられています。
彼らは1923年時点で世界で最もリッチな資本家の8人なのですが、その25年後のギャップにいたたまれなくなります。

  • 世界最大の鉄鋼会社の社長 → 借金生活で破産して逝去
  • 北米最大のガス会社社長 → 精神に異常をきたす
  • 小麦投機の第一人者 → 破産して外国で客死
  • ニューヨーク証券取引所所長 → 刑務所へ収監
  • 米国政府閣僚メンバー → 刑務所へ収監
  • ウォール街の空売り投機の第一人者 → 自殺
  • 世界最大の独占企業のトップ → 自殺
  • 国際決済銀行頭取 → 自殺

上記は脚色がなされているかもしれませんが、多少割り引いて考えたとしても酷いものです。
これは、お金を幾ら持っていたとしても、

  • お金に対して否定的な感情を持ったり、
  • お金を失うことへの恐れがあったり、
  • お金を有意義に使うことが出来なければ、

不幸な結果となることを示唆しています。

いつかの未来のために今を犠牲にする必要はない

私はある程度の金額を貯蓄によって積み上げることには肯定的ですし、不要な出費を見直すことにも大いに賛成です。
しかし、本人にとって本当にかけがえのない交友関係や本当に価値ある趣味を捨ててまで貯蓄に勤しむのは本末転倒であるように思います。

いつか来る将来のために今を犠牲にする形で資産を積み上げても、その将来はこないかもしれません。

昔私が居た職場にも身を粉にしたハードワークでリタイアするだけの資金を貯められた方がいらっしゃったのですが、自分の思い描く楽しい生活が始まろうとしていた矢先に急逝されるということがありました。

将来のために今を犠牲にして頑張り続けたとしても、それを味わえる保障はどこにもないということを痛感する出来事でした。

お金は大切ですし貯めることは必要ですが、今の大切な物事を犠牲にするのではなく、収支の範囲内で上手く使いながら貯めるというバランス感覚が必要だと思います。

お金に関する3つの原理

著者であるボブ・プロクター氏は「お金に関する3つの原理」と題して以下を説いています。

お金の原理1  お金は重要である

「お金は必要ない」とうそぶいても、社会の一員として生きていくためには必要です。
やせ我慢や天邪鬼も無意味です。お金の大切さを認めて「欲しい」と素直になることが重要なのでしょう。

お金の原理2  お金はあなたの奴隷である

大抵の人はお金に目がくらんで振り回されがちです。
場合によっては信頼関係や健康、良心を損なうこともあります。

お金は人間様の価値交換のための道具です。
お金という道具を入手するのは愛する人たちを笑顔にするという目的のための手段に過ぎないのです。

一点物申すとすれば、奴隷というのは表現が穏やかではないですね。原書ではどのように記載されているのでしょうか。
ともかく、様々な価値交換の機会を提供してくれるお金には敬意を払い感謝の気持ちを持つことで、お金からより好かれるのではないかと私は思います。

お金の原理3  金は天下の回りもの

お金を貯めることは重要ですが、貯めこむだけで全く使わないまま人生を終えたら、社会の循環に貢献できているとは言い難いです。

以上の3つの原理に加えて本書が一味違うのは、

  • 本書の考えを理解しそれを実践しなければ、何も変わることはないのです

と「念じるだけで行動しない症候群」を一刀両断しているところにあります。

思考は前提条件として大切ですが決め手となるのは行動である、ということで私の引き寄せの法則に関する考え方と根本が同じだと思われます。
【真剣に運気を変えたい人向け】引き寄せの法則の効果を高める本と実践のコツ。行動不要の落とし穴には注意。

お金に愛されるためには、まずは自分からお金のことを良く知り、お金を愛しましょう。
与えられる前に与える。これが物事の流れを良くします。

第2の法則 足るを知る

足るを知ると言うと「現状で満足する」というニュアンスを感じさせますが、本書で述べられているのはそういう意図ではなく、

  • 自分が本当に望む暮らしのために必要な支出を把握すること

という意味合いで述べられています。

つまり、理想の暮らしをイメージして具体的な家計簿を作成するということです。
他の耳障りが良い言葉を並べた引き寄せ本と本書の相違点がここにあるのですが、とにかく具体化することと実践することが繰り返し求められます。

私達も理想の支出額を作ってみましたが、手取り月収が200万円必要だということになりました。
税引き前だと300万円程は必要になってしまいますね。

ここでは「実現するという覚悟」も必要だと述べられています。
ウォレス・D・ワトルズの言っていることと根底は同じです。
ウォレス・ワトルズの「お金持ちになる」科学的方法を実践した5つの効果

尚、いきなり一足飛びに目標を満たそうとすると現在とのギャップがあまりにも大きいため、何段階かのステップを経て目標に到達できるように、月収150万円版、80万円版、と言った形の目標も作成して徐々にハードルを上げられるように工夫するのも良いと思います。

収益を増やすために不労所得を持とう

目標が立ったら、それに向けて邁進するために不労所得を増やす方向を目指そうと説かれています。

収入を増やすには仕事を掛け持ちして24時間働き続けるという方法もあるのですが、これは持続可能な方法ではありません。
不労所得の例としては

  • 株式投資
  • 不動産投資

が挙げられていますが、自分のウェブサイトを作り広告収入を得るところから副業を育てることも良いと思います。

最初から不労所得を得ることは難しいですが、コツコツとそのような仕組みを作ることを忘れないように、ということです。

支出を減らして経済的自立へのスタートを切る

経済的自由を目指すために真っ先に必要なことは、黒字体質になることです。
借金を抱えている場合には、早急に黒字体質にすることで借金の返済に充てる必要があります。

本書では、黒字体質にするための秘訣として、古代バビロニア王国から伝わる

  • 収入は、一番はじめに自分自身に使う

という言葉が挙げられております。

上記の言葉が意味するところとしては、

  • 収入から貯蓄分を別口座に振り分けて、生活は残ったお金でやりくりする、

ということの様です。

実際に私も積み立て専用の口座を開設して、毎月8000円ずつ預け入れています。

8000円というのは深い意味はなく、「8」が富を意味する吉数だからです。
80000円を毎月貯金するのは大変なので、8000円にしている、というだけのことです(笑)

もう数年以上預け入れるだけで引き出すことはありませんが、その口座はプラスのキャッシュフローが具現化されており、パワーが高まっています。

この口座のキャッシュカードもお金に愛される力を帯びて来ているのを感じます。
まとまった蓄えができると、自信になるとともに攻めの財源ともなりますので今後の人生設計を大いに立てやすくなるでしょう。

このように、

  • 夢をビジョンとして描くこと、
  • そのための具体的な行動

について記載があるため、本書はバランスが取れていると言えます。

第3の法則 イメージの力を使う

第3の法則では、イメージすることの力について解説されています。
つまり、引き寄せの法則やマーフィーの法則でも言及されているとおり、望む自分自身の状態をイメージすることが重要だということです。

イメージすることについて私が考えるコツを2点ご紹介したいと思います。
章末には具体的に願望をイメージして状況を詳細に書き留めるレッスンがありますので、是非とも取り組まれることをおすすめします。

うまくイメージするコツ① 定期的にイメージを書き出すことで構築する

夢や目標は時間や環境の変化と共に変わりますので、月に一回程度、自分の理想についてイメージをするのが良いと思います。

例えば以下がポイントとして挙げられます。

  • 新月の日に行う

新月は欠けた月が満ちていくのでイメージングをするのに適していると言われています。
丁度月に一回程度なのでサイクル的にも良いです。

その際に書くべきこととしては以下がよいでしょう。

  • イメージしたことを葉書に書く
  • 葉書の表には自分宛てで住所と名前を書く

用紙は100円ショップで大量のポストカードが売っていますので、好きな色を買うのも良いと思います。
願望を具体的に自分が自分に宛てて書くことで、達成するぞという覚悟と確信が高まります。

また、書くべき内容については、

  • 葉書の裏には望む自分のイメージを7個から10個程度書く

詳細に書けばこのくらいの数になると思います。

重要な点としては、既に達成しているものとして断定調で書くことです。
断定調で書くことで潜在意識に刻み込まれ、実現への歯車が回り始めるのです。

うまくイメージするコツ② 上記の達成した(はずの)イメージを繰り返し聴く

自分の声を吹き込んでも良いですし、テキスト読み上げソフトに読ませても良いと思います。
例えば、ゆっくろいどというテキスト読み上げソフトを使い、書き上げた願望達イメージを音声に変換することができます。

これを再生すれば良いのですが少し味気ないため、Audacityという音声編集ソフトを使い読み上げ音声のBGMに好きな曲を乗せるのも良いでしょう。

この音声を使って、

  • 寝る前
  • 通勤時

などのタイミングにスマートフォンでリピート再生するのも良いでしょう。

日々の細切れ時間を使うことでイメージの力が強まりますし、時間が経過すればするほどにチリも積もれば山となる累積効果が生まれますので、ご興味があればお試しください。

第4の法則 宇宙を味方にする

第4の法則ですが、著者のボブ・プロクター氏はに腑に落ちるまで本章を何度も繰り返し読むように、と訴えています。

前章のイメージングと関連の深い章でもあり、引き寄せの法則のポイントと言える内容に言及があるため、確かに繰り返し読む必要があると思います。

神は自らを助くるものを助く

前章の内容に基づいて心にイメージを抱いたとして、それが現実化するためには「信念」が必要です。
神様に願い事をしたら後は寝ていれば願いが叶う訳ではありません。

本章では信念/忍耐力という言葉で表現されておりますが、潜在意識に浸透するぐらいに絶えず祈るという、良い意味でのしつこさが必要だということです。

更には、調子の良いときだけ前向きになるのではなく、思い通りに行かないタイミングでも信念を持ち続けなければなりません。

前向きな状態になったときにはワクワクと言う高揚感を感じることと思いますが、高揚感(Enthusiasm)はギリシア語のen theosが語源であるとされています。

theosとは「神」という意味だそうです。
ワクワクしている時に神がかった展開を目の当たりにすることはありませんでしょうか?

平凡な一連の努力が思いもかけぬ良い結果と挙げることがあり、振り返ると奇跡としか思えないような展開です。
この状態が「宇宙を味方にした」状態と言えるのではないでしょうか。

その逆に、宇宙を味方にしていない状態では、何をやっても冴えない結果になる可能性が高いと言うことです。

焦らない、偽らない

一点だけ注意として挙げられているのが、

  • 自分のペースで進むこと、
  • 自分の本音に嘘をつかないこと、

と言うことです。

結果を焦り強引に実現させようとするとひずみが生まれて思わぬ方向に進むことになりますし、イメージが自分の根源欲求と異なっていると迷走することになります。

私も口当たりの良い言葉につられて全く興味のない会社に転職して失敗したことがありましたが、自分が心から求めるものについて優先順位を把握するためにも、日々自分と向き合うことは重要だと思っております。

その上では手帳に日々の本音を書き連ねるという形での自分との対話も重要です。

第5の法則 期待する

本章は、前章までの内容を一旦整理して本書の核心に向かうための位置付けの章です。
今までの章のポイントが纏められているので、一旦頭を整理する上でも役立ちます。

さて、本章ではいきなり冒頭で、

  • あなたは収入を増やすために何をしていますか?

と問われます。

上記の問いに対して、

  • 働く以外何もしていない
  • これから考えるところ

という回答は著者に言わせると分かっていないとのことです。
しかし大抵の方は、読み始めてすぐに第5の法則まで到達していると思いますので、

  • これから考えるところである

というケースである方が多いのではないでしょうか。

私見ですが、冒頭の質問は著者のボブ・プロクター氏の後半戦に向けてより情熱を持って読んで欲しいというメッセージだと思います。

大切なのは、一度読んだ後に、本書で「やってみよう」と指示されていたことを実践することです。
そして、実践しつつ、二周・三周と繰り返し読んで行くことです。
そうすることで、次に読み直した際には理解度が深くなり、抱く疑問もより核心を突いたものになり、次の実践・行動もより洗練されます。

本気で豊かになりたいと心に刻めば、日々の生活で色々な方法を模索するはずですので、冒頭の「お金持ちになるための行動」も自然と具体的な検討内容になってくるはずです。

私は気に入った本は何周も繰り返し読むことにしているのですが、同じ文章を読むことで定点観測ができますので、自分の成長や変化に気がつきやすいというメリットがあります。
是非とも反復・繰り返しをされてみることをオススメいたします。

誘引の法則(Law of Attraction)

前述の前章までのおさらいの箇所が終わると、次は核心に迫る内容へと展開していきます。
誘引の法則と訳されていますが、つまりは引き寄せの法則ですね。

語られている内容はエイブラハム本等と同じようなイメージですが、私の印象に残った箇所としては、以下の通りで、少し気合と根性を感じ取れるものとなっております
(下線箇所は私の意訳となります)

  • 望むものを引き寄せるだけでなく、私達も望むものに引き寄せられてもいること

自分が変わらないままでは何も変わらない

  • イメージ(種子)が現実になる(顕現する)のには一定の期間(懐胎期間・揺籃期間)が必要であるということ

これと決めたことは直ぐに諦めるのではなく継続せよ

また、

人がハートで考えるとき、彼らは考えたものになる

とも述べられていますが、初期のギリシアではハート=潜在意識と呼ばれていたのも興味深いです。

よく「ハートで感じろ」と言いますが、即ち潜在意識に焼き付けることなのでしょう。
尚、この法則においても、

  • イメージを描き
  • 潜在意識に刻み込み
  • 実現することを確信して期待する

という前章までの内容が述べられています。

いつも同じ事を言っていると飽きられたり馬鹿にされたりすることもありますが、私は同じことを一貫して言っている方が信頼に足ると思っております。

後半に続きます。
お金持ちマインドの夫婦になるには(下)~【書籍解説】宇宙を味方にしてお金に愛される法則~