転職活動の6つの注意点。転職失敗→退職→無職からキャリアアップし学んだこと

終身雇用も保証されていないし退職金もないし、頂いている給料の割に責任ばかりは重くなるし。。。
いっそのこと転職して経験の幅を広げるほうが将来の自分のためになるかもしれない。

転職を検討するキッカケは人それぞれです。
しかし、転職するのであれば、半ば強引でも良いのでポジティブな動機から始まったことにすべきです。

私は大手IT企業に新卒で入社し10年程働き、転職活動を行いました。そのとき、不満等のネガティブな感情をベースに起こした

環境を変えるための無理やりな行動

によって転職に大失敗し、一度無職になって心の入れ替えを行うという経験をしました。

今でこそ「良い経験だった」と人生の糧にすることが出来ますが、経験せずに済むに越したことはありません。

振り返ってみて失敗を回避できたかもしれないポイントについて触れたいと思いますので、他山の石としてご活用頂ければ幸いです。

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①キャリアの棚卸・転職活動をするか検討(後戻り難易度:低)


ブラック企業という言葉が浸透している昨今ですが、私も一度ブラックと言える企業に身を置いたことがあります。
その時は2か月足らずで退職しましたが、現在ブラック企業に在籍しているのであれば心身を傷める前に本気で脱出する必要があります。

しかし、今いる企業が「思い返せば良い企業」だという場合にも、

  • 日々の仕事で嫌なことがあった
  • 将来のビジョンを描きづらい

という些細なキッカケで幸せの青い鳥を求めて転職活動をしてしまうことがあります。
得てしてそういう場合は気持ちが荒んでいることが多いため、悪いものを引き寄せます。
また、結果を焦っているため、冷静な判断を欠いたまま結論を出してしまいます。

行動の前に思考を整えることが重要

「転職のための転職」の罠に陥って環境を改悪させると、泥沼のループに入ります。
その場合は闇雲に行動せず、今の会社で心身を整える方が良い結果になります。

今の会社に残るかについては以下の判断ポイントがありますので、迷っておられる方は必要に応じてご参考にして頂ければと思います。

残留の目安となるポイント

  • 年間休日が120日以上ある

大体の有名企業は年間休日が120日以上あります。
私が在籍した企業はMAX110日であり、休日出勤をすると更に年間休日が減ってしまう状況でした。
もちろん残業代は出ません。

  • 同僚の顔を思い出してみて「いい人だな」(友人になる必要はなく、あくまで仕事上の関係という前提でOK)と思える人が何人かいる
  • あと半年今の場所に居ようと思えば居られる

これらに当てはまるのであれば、直ぐに大きな決断はせずに思考を鍛えるなどしてバイオリズムを復調させれば、新たな良い展開が待っているかも知れません。

また、以下の書籍によると半年経てば悩ましいと思ったことも解決していることが多いそうです。

天職は寝て待て~新しい転職・就活・キャリア論~ (光文社新書)
山口周

  • 転職してやりたいことが決まっている訳ではない

この場合、「逃げの転職」「転職のための転職」になっているかを見つめなおす必要があります。
転職する際には嘘から出た真でも良いので、「○○をやりたい」という熱意が必要になります。
経験上、熱い想いがなければ内定をゲットしたとしても、入社して業務が始まってからモチベーションが続かなくなります。

  • 飲み会がほとんどない。また、あっても参加しなくてOK。(飲み会や付き合いが好きでない人の場合)

こちらについては人間関係のしがらみとも重複しますが、結構重要だと思います。

ただし、飲み会の有無のいずれが嬉しいかは個人の価値観によって正反対になる可能性もあると思います。

私は無駄な飲み会は行きたくない派なので、今の職場環境は非常にありがたいです

キャリアの棚卸をするだけでも意味はありますが、以上のチェックを行ったうえでも転職したいと思うのであれば、次の段階に進んでも良いでしょう。

②転職活動を開始(後戻り難易度:低):転職サイトの場合は除外設定を忘れずに

この段階では開始したとしても後戻りは容易ですので、先の段階でのチェックが甘かったとしても勢いで登録しても許される段階だと思います。

「とりあえず試してみる」が吉という段階です。
方法としては以下がありますが、気軽に始めるのであれば転職サイトから始められる方が無難だと思います。

  • 転職エージェントに依頼する
  • 転職サイトを利用する

転職エージェントを利用する場合には、担当エージェントとの面談を最初に行う必要がありますので、ひと手間かけることになります。

その際、エージェントによってはブラック求人を口八丁で強引にすすめて来る人もいますので、おだてに乗せられたり流されたりしない様に注意が必要です。

そういう意味では、様子見されるのであれば転職サイトの方が気軽でしょう。
私はIT業界で転職サイトを利用したことがありますが、個人的に関心を引く求人は@Type(アット・タイプ)に意外にあるような印象を受けますし、私も内定および転職も決めたことがあります。

尚、転職サイトに登録した場合には自分の職歴、すなわち個人情報をシステム上で公開する形になります。

場合によっては、今の会社や取引先等の人事担当者が私達の情報を閲覧する可能性がありますので、

  • 現在在籍している会社
  • 以前在籍していた会社
  • その他知られたくない会社

からは参照できない様にブロック設定しておきましょう。

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③書類応募をする(後戻り難易度:低-中):月収や時給だけでなく条件を吟味して

転職活動を始めると色々な会社の求人を見られるようになり、今の会社と比較をしながら応募するか検討することになります。

転職サイトの場合は登録直後はオファーメールが続々と届きます。

律儀な方は、オファーに対して義理で申し込んだりされるかもしれませんが、少しでも違和感や相性に陰りを感じた場合にはその感覚を大切にするのが賢明です。

悪い予感は得てして当たるものです。
応募する求人を決める際の基準としては、私は

  • やりたいことがある環境か?
  • 自分の能力を活かせるか?
  • 労働条件や福利厚生等の待遇が今の会社と同等以上か?

といったバランスを吟味することにしています。

今の会社が文句なしのブラックな環境であれば早く脱出する方が良いですが、今の環境がほどほどの条件であれば、青い鳥を求めても正直どこも似たり寄ったりです。

転職の口コミ情報サイトを閲覧すると、どの会社でも良い噂があれば悪い噂もあることに気がつくと思います。

環境や待遇が多少変わるだけの転職は、転職に掛かる一連の労力を考えると割に合わないかもしれません。

この段階は、今の会社の環境の恵まれている点を認識する良い機会ともなりますので、妥協は許さず徹底的に比較しましょう。

オファー企業を吟味するポイント

吟味するポイントとしては、最低でも以下は押さえておきたいものです。

  • 売上高や社員数の推移が最新年度まで記載されているか

最新年度の財務諸表の数値は決算日から1ヶ月少々経てば出揃うので、業績が良いのであれば会社は最新の数値を是非とも公表したいはずです。

それができないというのであれば、業績の低迷や組織内の混乱が起こっている可能性があります。

実際に私が過去に在籍していた会社でも、上記のケースがありました。

企業側も印象を良くするために、嘘はついていないが現状を正確に語っていないケースがあるということを知っておくことは身を守ってくれます。

  • 会社のウリが「やりがい」「若い企業」のように曖昧であったり、目標が夢物語過ぎないか

企業として確固たる強みがなく、気合と体力のみでその日暮らしを行っている可能性が考えられます。

また、夢の様なことを謡っている企業は一見面白そうですが、入社してみると「あなた一人で実現してください」と無茶振りをされる可能性があります。

そのような企業は離職率が高く、人材が組織に定着していない可能性があります。

  • 年間休日数が120日を越えているか

普通以上の企業であれば120日以上は休むことができるので、その旨が明記されています。

記載のない企業はブラックですし、例えば110日と明記されている企業もブラックでしょう。

一事が万事という言葉がありますが、休日数は他の福利厚生を推測する上でも重要な要素となります。

焦って申し込んではいけない

上記の様な点を踏まえて吟味した結果、

「挑戦しないのがおかしい」

と思える求人があれば、そこで初めて書類選考に応募すればよいのです。

縁がなければ今の会社の中で挑戦すれば良いのです。

今居る会社で今の職位レベルより上の仕事を出来るように鍛える等して暇つぶししておけば、不思議と良い求人に出会うものです。

ベンチャーに申し込む場合は選考のスピードに注意

尚、書類選考に通って面接に行ってしまうと、特にベンチャーの場合は一気に選考が進みますので、冷静に吟味するのはこのタイミングがラストチャンスになる場合もあります。

後悔しないように現職と応募企業を比較する必要がありますが、ベンチャー等の情報がない会社については面接に飛び込んで見なければ分からないという面もあります。

したがって、

  • 自分の感覚を大切にする
  • 雰囲気に流されない

という信念を持って次のフェーズに進むのが良いでしょう。

④面接中(後戻り難易度:中):働くイメージをできるかを重視して


面接では緊張して構えてしまいますが、こちらも企業側を面接するつもりで抜かりなく見極めましょう。

特にベンチャー企業の場合は事前に調べられる情報が少ないので、面接の時間を最大限に利用して以下を細かくチェックして辛口採点しましょう。

  • 面接官と仕事をやって行けそうか(雰囲気、見た目、話し方、声の大きさ、物事への細かさや大雑把さ、等)
  • オフィスの清潔さ
  • 受付、すれ違う人の雰囲気
  • オフィスから社員の方の会話が漏れ聞こえる場合はその内容やトーン

例えば、私は面接時に面接官にすっぽかされたことがありました。

普通に考えると私の性格とは相容れないので企業に対して不合格の判定を下して当然ですが、当時の私は不満に基づく転職活動をしていたため、内定欲しさに目をつぶってしまいました。

妥協して入社すると後悔するのは自分自身ですから、企業がこちらを品定めしているのと同様にシビアに品定めしましょう。

このように色々とチェックしようとすると、面接で緊張している場合ではないことが分かると思います。

⑤内々定(後戻り難易度:中)

内々定が出ると、後は条件交渉を経て内定が出ます。

条件に妥協して転職活動を終了したくなりますが、ここでこそ辛抱強くなる必要があります。

労働環境は問わないという覚悟が出来ていても、せめて

  • 年間休日数
  • 労働時間
  • 年収

を具体的な生活に当てはめるくらいはした方が良いです。

年収についてはボーナスは0円と想定してベース給のみだけで計画した方が良いでしょう。

内々定を貰うと承認欲求が満たされた嬉しさで、多少低い待遇でも内定承諾してしまうことがありますが、

  • 本当にそれで良いのか?
  • 今の環境から逃げ出すことを目標にしていないか?
  • 新しい環境で初日からどんな段取りで仕事をしているかイメージできるか?

は自問自答すべきです。

企業の「出世払い」の言葉は信用してはいけない

過去の私は年収も今と全く変わらないオファーだったにも関わらず、口当たりの良い言葉の連発によって流されてしまいました。

転職せずに残っていればすぐに昇給したことを考えると、相対的には年収ダウンだったのですが、冷静な判断をできずに全てを自分の都合の良いように解釈してしまいました。

企業の常套句に「事業が軌道に乗ったら待遇を大幅に改善する」というものがありますが、そういう企業は事業を軌道に乗せること自体が極めて困難ですので期待してはいけません。

ここが後戻りする最終チャンスです。

転職先に対して悲観的になりすぎるぐらいの視点で現職と比較するのも決して無駄ではありません。

それでも挑戦したいと思えたならば、全て自己責任で前進できるはずです。
自分の意思で進めない人生の選択は失敗します。

⑥内定・採用(後戻り難易度:高)

内定が出たら、通常の常識では後戻りすることはできません。

内定辞退は私も未経験ですので、真摯に謝って済むのか、それとも金銭的な損害賠償が必要となるのか、どのような展開になるのかは分かりません。

それでも、入社してしまったら本当に後戻りできませんので、どうしても後戻りしたい状況になったのであれば背に腹は代えられないのかもしれません。

そのようにならないためには、不満に駆られて焦って活動するのではなく、今の環境とじっくりと比較しながら転職活動するのが良いでしょう。

転職のための転職にならないようにじっくりとご縁を探す

以上、タイミングごとに気をつけたほうが良い点を纏めてみました。
転職活動は時間と労力を費やす作業ですので、長引くと妥協してしまいがちです。

今の環境よりも悪くなってしまっては本末転倒ですので、転職のための転職にならないように、焦らずに、丁寧に、自分を大切にして判断していただければ幸いです。

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ITエンジニアの私もお世話になりました。
マイナビエージェントは担当のキャリアコンサルタントの方が親身に対応してくれました。
紹介してくれた起業への面接を受けるかも、こちらの意志を尊重してくれるのでありがたかったです。



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まずは肩肘を張らずに、リラックスして自分を棚卸しするつもりで一歩踏み出してみるのが良いと思います。